たはらのバンコクナンパと、アメージングタイランド

バンコクに移住したナンパ師たはらが綴る、ナンパとタイと時々レディボーイ

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バンコクレディーボーイ対戦日記②

第1弾で、最高のレディボーイとの対戦を紹介したシリーズ、

「バンコクレディーボーイ対戦日記」

今回の第2弾では、これまで交わった中で最低なレディボーイとの対戦をここに残す。このシリーズでは、バンコクナンパ師、たはら(@tahataha4646)が、タイ・バンコクでナンパをする中で交わってきたレディーボーイ達との出会いからSEXに至るまで、詳細に書き残していこうと思う。

bangkoknanpa.hatenablog.com

前回は、「最高のスタンダード」と称したPimちゃんとの対戦だった。今回はKちゃんとの対戦。皆さんがレディボーイに決して悪い印象を持ってほしくないという気持ちはあるけれど、できるだけ詳細にこの子の糞っぷりを伝えていきたい。

第2弾:Kちゃんの場合

心と身体が別の性別で生まれてしまったレディボーイ、この記事の「2.2レディボーイのもう一つの特徴、注意点」の項にも書いたが、彼女たちは以下のような自身の出生の解釈を盾にして、平気で悪いことをするレディボーイがいるのだ。

「私達は神・仏が間違って作った存在。だから何をしたって神・仏に許される」

1.出会い

約2ヶ月前のこと。タイは雨季真っ只中。日本は夏真っ盛り。そんなある日の深夜、バンコク、スクンビットエリアのクラブ閉店後の屋台で、ひと目で分かるレディボーイ3人組がクウィッティアオというタイのラーメンを食べていた。

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目を合わせ、Hi、何食べてるの?でオープン。クラブ終わりだったのでこちらも向こうもハイテンション。もちろん喜んで受け入れてくれ、乾杯を交わす。すかさず空いていた席に座る。その時隣の席にいたのがKちゃんだった。

いやなんかちゃん付けで呼ぶとちょっとイライラするから以降Kとします。

一緒にあまり美味しくないクウィッティアオを食べながらお互いの情報を開示していく。どこから来たの、何してるの、今日は1人で来たの。レディボーイ達3人相手に会話の主導権なんか握れるワケない。質問攻めにあいながら、こちらもなんとか相手を探る。この3人グループは人一倍大きくて低い声でかしましく話してたので、相手がレディボーイというのはもちろん気づいていたし、会話の中でもきちんと確認していた。

そのグループの中では、Kではなく、別のレディボーイの方が好みで、本当はそちらを狙いたかったが、たまたま隣に座ったKからの食い付きがとても良かった。やたら触ってくる。すると、和みもそこそこに、向こうから一緒に帰ろうと誘われた。

バンコクのクラブ等ではおなじみだが、こういうパターンはほぼ100%売春を持ちかけてくるパターンだ。あまりにも食い付きが良すぎる。もちろん自分もそのことは頭にあったため、「お金を払うつもりはない」「今日はお金を持ってないから、バイバイ」といってあしらい、放流して、次のターゲットを探すつもりだった。

ただ、何度そう言っても、「私はここで働いているわけではない」「お金をもらうつもりはない」「あなたと一緒に帰りたいだけ」と。こちらからグループに声をかけたとは言え、しつこく何度も確認したが、本当に一緒に帰りたいだけだと繰り返す。信じてと。ここまで言うならとりあえず乗ってみるか。軽い気持ちだった。会計は残った友達レディボーイに任せ、2人でタクシーへと向かう。これが地獄の入り口とは知らずに。

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そもそも、Kは他のレディボーイとは大きく違っていて、これまでに見たことのないカテゴリーのレディボーイだった。タイのレディボーイに多いタイプは、派手な化粧、極端な内股歩き、肌の露出の多い服装、嘘みたいに大きい胸、女性を超えるくらい女性の特徴を表現するような子だと思うが、このKはボーイッシュなショートカットで服装もユニセックス、宝塚の男役のような雰囲気だった。わかりやすい「女性」へと、記号的に寄せてはいなかった。

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こんな感じ。典型的なレディボーイ像とは遠くかけ離れた、分かりやすく言うと、オブセッションには絶対に居ない種類のレディボーイ。ああぁなんかこの写真みたら思い出してちょっとイライラしてきた。

かなり複雑な構造だけど、「男装した女性っぽいレディボーイ」。この記事では宝塚系LBと称そう。身長は170ちょい。もちろん胸などは入れてない。肌はちょっと黒め。全然好きなタイプじゃないけど、ただ、このタイプのレディボーイはそれまで抱いたことがなかったし、その日はどうしてもレディボーイとSEXがしたいバイオリズムの巡りだった。そんなのが重なって、ちょっと冷静ではなかったのだろう。食い付きもいいし、お金はいらないと言ったし、乗らない話はない。いくらタイプじゃないとは言え、向こうもかなり乗り気だし、黒木瞳とか遼河はるひって考えればイケるやろ。

そのままタクシーで自分の家へ連れて行く。タクシーの中ではお互いの身体を弄り、既に前戯を楽しんでいた。こちらがチンコを触ると、向こうも触ってくる。こちらが乳首を触ると、向こうも触ってくる。楽しかった。道が混んでいて家まで結構な時間がかかったが、それも感じさせないほど、色々な意味で盛り上がっていた。

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2.戦

部屋に着くと、まずシャワーを浴びてくれと頼む。しかし、「家を出る前にシャワー浴びてきたから、大丈夫」よくわからない理屈でゴネだす。よくあるタイ人の ขี้เกียจ、キーキアット、怠け者スタイルだ。続けざまに彼女はこういった。

「それより、ここまで遠かったからお金ちょうだい」と。はい出たー。先程の屋台の話をいとも簡単に翻し、早速お金を要求してきた。いやいやいや、さっきお金いらない、私はそういうつもりじゃないとか言うてたやん。なんでお金を払わなければいけないのか、普通に意味不明。と、もちろん反論するが、聞く耳を持たない。本当にタイ人は理屈じゃなくて感情を生きている。特にレディボーイはホルモンとかの影響かどうかは知らんけど感情の起伏が超激しい。正論を言えばいいとかそういうのじゃなくて、いくらこっちが正しくたってそんなもんこの状況になれば意味なんてない。

まず、お金はいらないと友達の前ではっきり言っただろ、だから連れてきた。と言っても、遠かったの一点張り。会話にならない。完全な水掛け論。さすが水かけ祭りソンクラーンで有名なタイだなんて思う余裕は全くなかった。

俺「お金はいらないと言ったから、払うつもりはない」

K「でも遠かった」

俺「お金がほしいなら連れてこなかった」

K「でもここまで遠かった」

俺「そもそも遠くないし、道が混んでいただけ」

K「でもとても遠かった。」

このクソみたいな不毛なやり取りが続き、タクシー内のイチャイチャなんかもうとっくに忘れてお互いにヒートアップしていく。

「なんでお金を払わないといけないの?遠いじゃなくてちゃんとした理由を話してほしい。話してくれないなら帰ってくれ」そう怒りを抑えながら言うと、ついにKはブチ切れた。

急に自分の冷蔵庫からワインを取り出し「お金をくれないとベットにワインをこぼすぞ」と大声を出し、脅してきた。お菓子をくれないといたずらするぞ並のトリックオアトリート論理を振りかざしてきたのだ。いや、今考えるとブチ切れ方独特すぎやろw

正直こちらも熱くなっていたし、めちゃくちゃ腹が立っていた。絶対にこっちが正しいし、嘘をついたのはそっちだから本当に1バーツたりとも払いたくはなかった。でも、特にこの子は「男装した女子みたいなレディボーイ」だし、体格も互角。うん、いや実際普通にこれもう、男じゃん。

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うん、男。キレ方も独特すぎてヤバそうだし、正論も通じない。これ以上面倒なことになるのは勘弁してほしい。正直、色々とビビってしまった。とりあえずなだめようと、わかった、500バーツだけならやるよと言って渡す。と、500バーツ札を渡そうとしたら、財布に1000バーツ札を見つけ、それを奪われた。ああもうなんか抵抗したくない。 500バーツでも1000バーツでもなんでもいいわ。そのまま1000バーツを渡すと、完全に向こうの怒りは収まった。

相手の怒りは収まったとて、もう当然こっちはセックスする気にならない。ブチ切れ方クセありすぎたし、しかも冷静に見ればこれ普通に男だし。食い付きに負け、自分の好みじゃない子を持ち帰ったことを悔い始める。無理だろ。当たり前だけど全然興奮しない。

しかし、なぜか向こうは完全にSEXのスイッチが入った。本当に激情過ぎる。電気を消され服を脱がされる。ほんの数分前までは、ワインをベットにこぼそうとブチ切れていたばかりでこっちはまだビビりの余韻があるのに、そんな簡単にタイ人みたいな感情のスイッチの切り替えなんて出来ない。そんな思いは届かず、向こうの性のボルテージは上がっていく。最後にもう一度抵抗してストップと言ってみるが、止まらない。ああ、もういいや、外では一瞬でもイケると思ってOKだしたわけだし。もう、とりあえず、1,000バーツ取られたし、身を委ねるか、と思ったが、電気が消えると、さらにもうやっぱめちゃくちゃ男。

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髪も短く、声も低い、身体もごついし自分と同じぐらいの体格。おまけに胸もシリコンを入れてないから当然ぺったんこ。明るいところでは、まだギリギリ宝塚女優みたいに思えたけど、ダメだ、これ、普通に男。無理だ、勃たない。

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自分のチンコとは反比例して向こうのチンコは完全に勃起していた。Kはあの手この手で自分のチンコを勃たせにきていた。乳首を舐め、チンコを舐め、金玉まで舐めてきたが、やっぱりどうしても勃たない。

攻められても全然気持ちよくないし、そもそも金いらないと言っておいて、部屋についた瞬間金を要求してきて、ワインこぼすぞとアクロバティックな脅し方してくるとか、改めてめっちゃムカついてきた。だからこそ、こんなんで勃起したら負けだと思うし、こんなんで射精したら賢者タイムが1年くらい続いてしまいそうな気がしてきた。もうやめよう、無理だ。

相手の身体を払い、立ち上がり服を来て、電気をつける。

「申し訳ないけど帰ってくれ」と、言うと、「さっきと言ってることが違うじゃん、私はあなたとSEXがしたいの」

いや、さっきと言ってること違うの、めっちゃお前やん!!!!!

また、ゴネだす。ああ、進むも地獄、戻るも地獄。泣きそうになってきた。

SEXしたいとお願いするより、SEXしたくないと説得するほうが本当に大変なんだね。お願いだから帰ってくれ、お願いだからと、なんどもプリーズを連呼した。1年分くらいのプリーズを使い果たすと、ようやく向こうの発情も収まり、なんとか服を着てくれた。帰るときまでブツブツ文句を言いながら、しっかりタクシー代を奪ってきた。最後まで最低のレディボーイだった。

 

3.この経験から見えたもの:なぜ私はレディボーイを抱くのか

怒られて萎えてた、けどそれよりやっぱり、「宝塚タイプ」のレディボーイでたたなかった。せっかくなので学びに変えたい。きちんと考察すると、私の場合、あくまで、

「女性の延長線上の」レディボーイが好きだったのだなぁと。

今回対戦した宝塚系レディボーイKは、もうほとんど男の状態だった。レディボーイになりきれていない男って、そりゃ普通に男。だから勃たなかった。勃てばバイやホモと言えるのだろうが、やっぱり自分は違う。だから、この経験を経て自分がはっきりとレディボーイに女性を求めていることが明確になった。

ただ、レディボーイに女「性」を求めるなら、「別に女性を抱けば良くない?」という指摘があるだろう。

実際にバンコクでお会いしたことのある、ナンパ師ぼんぼこさんのツイートだ。

違う。間違ってる。女の子を抱ける「のに」の部分。

女性とレディボーイはそれぞれがそれぞれの良さがあって、お互いが独立して良いものだというのが私の主張だ。先程、延長線上って表現したけど、実際、その線は女性とレディボーイ間ではっきりと隔てられている。

例えるなら、カップ焼きそばと焼きそば。

女性とレディボーイは、焼きそばとカップ焼きそばくらい違ってて、焼きそばを食べたい時はカップ焼きそばは食べたくないわけで。 

特に、カップ焼きそばの方がたまに無性に食べたくなったりしないだろうか??

そんな時って、焼きそばではその欲は埋まらなくて、カップ焼きそばでしか埋まらない。似て非なるものでどちらも相互補完関係ではないのだ。カップ焼きそばは、焼きそばに無い背徳感を孕んでいる。普通の焼きそばより、ちょっと身体に悪そうだし、ジャンクフードを食べているという意識の中に、何物にも変えられない悪魔的な美味しさがある。

世間はカップ焼きそばを焼きそばとは認めない人もいるだろう。好き好んでカップ焼きそばを食べる人は少ない。なんとなくで、「体に良くない物」と決めつけている。焼きそばは良くて、カップ焼きそばはダメ。そう区別するのが大多数だ。

私は、レディボーイと女性、カップ焼きそばと焼きそばはまったくもって別物だから、優劣なんて無いと思っている。ウイイレとドラクエどちらが面白いか、天皇陛下とタイ国王どちらが上か、みたいなちぐはぐな比較をしているのと同じ。どちらもそれぞれが独立して、それぞれが素晴らしいのだ。 

 

4.後日談

こんな胸糞悪い体験をしたので、もちろん連絡先は聞いていない。思い出したくもない。

しかし、後日、宝塚系レディボーイKは何食わぬ顔で深夜スクンビット通りに立っていた。ああいう手口を繰り返して生きているのだろう。神や仏が心と体の性を間違って作ったんだから、何しても神や仏に許されるからね。

あれからレディボーイを家に呼ぶことと、ワインは控えている。

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レディボーイ対戦日記第①弾
レディボーイ対戦日記第③弾
レディボーイ対戦日記番外編

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note.mu

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